esAPEX12プログラムのアップデート:今後の展望について
ApeXは、透明性の確保と長期的な持続可能性の実現に向けて継続的に取り組んでおり、その一環として本日はesAPEX12プログラムに関する重要なアップデートを共有いたします。 今回の移行は、ApeXの長期的な成功をより確かなものとし、今後も強固かつ弾力性のあるエコシステムの構築を進めていく中で、拡大を続けるコミュニティの力をさらに引き出すための戦略的な一歩となります。
esAPEX12について
2024年4月29日に導入されたesAPEX12プログラムは、長期的な支援者への報酬を提供しつつ、プレセールによるトークン流通を持続可能かつ計画的なアンロックモデルで管理することを主な目的として開始されました。この実験的な取り組みは、主にコアチームメンバーおよび初期投資家を対象として設計されたものです。
しかし、プログラムの進行に伴い、その本来の目的をより的確に達成するために最適化の余地があることが明らかとなりました。そこで慎重な検討の結果、長期的な整合性と運用効率を確保するため、2025年5月10日付で元々のベスティングプランに回帰し、アンロックされたトークンを関係者に対して構造的に分配する方針へと変更することを決定いたしました。
今後もオンチェーン流動性の強化と、コミュニティにとって持続的な価値の創出に努めてまいります。
アンロックに関して
当初のロックアップ計画では、2022年4月29日から2024年4月29日までの2年間のベスティング期間が設けられており、その期間満了時である2024年4月29日には、投資家のトークンがアンロックされる予定となっていました。 しかしながら、esAPEX12プログラムの導入により、2024年4月29日時点では投資家に対して一切のAPEXトークンがアンロックされない措置が取られました。
そして、2025年5月10日付でesAPEX12プログラムの終了に伴い、過去1年間にアンロックされるべきであったAPEXトークンが、ベスティングスケジュールに基づき付与されることとなりました。
現在、8名の投資家が合計72,000,000 APEXトークンを保有しており、そのうち36,986,301.37 APEXはすでにアンロックされています。 残りの35,013,698.63 APEXについてはリニア方式(段階的)でベスティング中であり、2026年4月までにすべてアンロックされる予定です。 これにより、2026年4月以降はVC関連のトークンアンロックは行われません。
また、ApeXチームに割り当てられたAPEXトークンにつきましても、過去1年間に予定されていた分のみが比例的にアンロックされており、残りも同様に2026年4月までにリニア方式で全量がアンロックされる見込みです。
さらに、XPキャンペーンは2025年7月15日をもって終了し、これに伴い250万枚のAPEXトークンがアンロックされ、ApeX Omniのトレーダーに分配される予定です。
今後の展望について
まず最初に、コミュニティの皆様にご安心いただきたいのは、ApeXチームがAPEXトークンを一切売却していないという事実です。むしろ私たちは、エコシステムへのコミットメントをより一層強化するために、買い戻し戦略(Buyback)を開始し、オンチェーンの流動性を段階的に高めると同時に、持続可能な長期的トークンエコノミーの構築を目指しています。
今後、ベスティングされたAPEXトークンは関係者に分配される予定ですが、同時に、今後のトークン配布をより効率化し、透明性を向上させるための新たな管理ツールの導入も進めております。
そして何より重要なのは、ApeXの長期的ビジョンを体現する新たなステーキングプログラムの土台づくりです。従来の「Buyback & Share」モデルではなく、買い戻したAPEXをAMMプールに供給し、そのLPトークン(流動性提供トークン)をステーキング報酬として配布する新モデルへの移行を予定しています。これにより、参加者のインセンティブとエコシステム全体の信頼性をより強固なものとし、真に持続可能な報酬設計を実現していきます。
よりスマートなステーキング設計へ
市場への不要な売り圧力を回避しつつ、トークン保有者がApeXプロトコルに積極的に参加し、APEXを支援できる新たな仕組みとして、私たちはより戦略的なステーキングモデルを導入します。従来とは異なる点は以下のとおりです:
戦略的なBuybackの実施:エアドロップによる直接配布ではなく、毎週、取引手数料収益の10%を用いて市場からAPEXトークンを買い戻し、これを用いてオンチェーン流動性を強化します。
AMM(自動マーケットメイカー)を活用したステーキング:買い戻したAPEXトークンをUSDTとペアにし、Arbitrumチェーン上にAPEX-USDTの流動性プールを設立します。 このLPトークン(流動性提供トークン)をステーキング報酬としてユーザーに配布します。
コミュニティ主導型の報酬設計:単なるトークン配布ではなく、LPトークンのエアドロップを通じて、トークン保有者がプロトコルの流動性にオーナーとして関与する構造を実現。 これにより、短期的なリワードにとどまらず、長期的なエコシステムとの結びつきが促進されます。
この新モデルは、APEXの市場的地位を強化すると同時に、保有者が自発的に関与し続ける動機付けを提供する仕組みです。
さらに、今回ベスティング対象となったすべての関係者に対し、今後のステーキング施策への参加を案内済みであり、すでに複数の関係者が参加を表明しています。 このようなコミュニティ全体の協調的な姿勢こそが、APEXの価値を下支えし、プロトコルの長期的成長と持続可能性の確立につながると確信しています。
最後に
ApeXは現在、より強固で持続可能な基盤づくりに向けて重要な転換期を迎えており、この取り組みにあたって皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。次なるフェーズにおいても、コミュニティの皆様と共に歩みを進めていけることを楽しみにしております。
新たなステーキングプログラムへの参加方法など、詳細情報は近日中に公開予定です。どうぞ今後の発表にご注目ください。